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2011年02月05日

カジノ誘致の是非

「日本のカジノはこの町にできる」(伊丹治生 著)を読んだ。




今、日本で構想されているカジノ像として検討の中心になっているのは「統合リゾート」というものらしい。


≪統合リゾートとは≫
 ギャンブルをするだけの単純賭博施設ではなく、アトラクションやショーを提供する各種エンターテインメント施設から、国際会議や大規模な見本市などを開催できるビジネス施設まで、さまざまな魅力を詰め込んだ複合リゾート(Integrated Resort)。

カジノ誘致の是非



日本ではまだカジノの合法化が認められておらず、「国際観光産業振興議員連盟」という長ったらしい名前の議連が議論を進めていて、基本的な枠組みはこうなっている。
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 ①カジノ建設や運営は全て「民間事業」。→つまり税金の投入はないそう。
 ②資金の調達や施設の維持管理も民間。
 ③粗収益の一部を国と地方公共団体に納付。→国民全員が恩恵を受けられるように。

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だから、国は1円も払うことなく、カジノ運営会社からお金を徴収できるし、地域の雇用や経済を活性化させる事ができる可能性を秘めた魅力的はプランなのだそう。



沖縄県の観光産業は今、「外国人観光客の集客」「長期滞在型観光」が課題だ。

その点、統合リゾート計画は「カジノ」自体が、観光客が沖縄に来る目的になるし、夜のエンターテインメント施設として充分需要があるはずだ。

沖縄って夜と雨の時ってなにもやることないからね。(; ̄― ̄A


もちろん、カジノ誘致にはギャンブル依存症や反社会勢力(暴力団)による治安悪化も心配される。

でもそこは、海外にあるカジノの事例を参考に、
地元の人は入れないとか、現金引き落としを家族がストップできるとか対策はできるし、
ラスベガスは厳しい参入審査とセキュリティによって、健全なカジノ運営と治安の安定が実現しているらしい。



「カジノ」というこれまでの日本にはないものを造ろうというのだから、みんな慎重になるのは仕方ないけど、イメージだけでカジノを決めつけるのはよくないと思う。

僕は今回、「統合リゾート」って言葉を初めて知ったし、カジノはエンターテインメント施設の中の一部分でしかないことがわかった。
ラスベガスの豪華絢爛なカジノ、ギャンブル熱気あふれるマカオのカジノ、モナコの格式漂うカジノ、などカジノにもいろいろある。

著者が言っているけど、カジノの良い面も悪い面も書かれている本書は、カジノ反対派の人にこそ読んでほしいと思う。



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Posted by ジェームズ at 19:45│Comments(0)
 
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